ワンオペは倍以上?1日35,000回の「決断疲れ」

みなさん毎日お疲れだと思うんですが、その疲れは何が原因だと思いますか?

もちろん、肉体的な疲れから精神的な疲れなどさまざまですが、今日は「決断疲れ」についてお話したいと思います。

人は1日に3万5千回の決断をする

決断と言っても「よしこの家買おう!」とか「転職しよう!」とかいう人生の大きな決断ではなくて、「お昼何を食べよう」「何分の電車に乗ろう」「この音声配信にどんなコメントしよう」とか、そういう小さなことも決断になります。

で質問です。人は1日に何回くらい決断すると思いますか?

正解は3万5千回です。びっくりでしょう!

私もこれを聴いた時に「いやいや、私そんなに決断してないから!」と疑ったんですが、私の感覚よりも信憑性あるケンブリッジ大学の研究結果だそうです。

どんな決断をしているのか?具体的な例

あまりピンとこないと思うですが、研究結果から少しピックアップすると

  • 食べるものや場所など、食事に関する事柄=1日に約2,267回の決断をしている
  • 車を1.7km運転する=200回を超える決断をしている
  • 人が1日に使用する単語の数=約1万6,000語

こういう風に聞くと「なるほど確かに決断してるなぁ。」と思います。

あと、朝起きることもそうですし、そろそろ寝ようというのも決断していると言えますね。

決断疲れで脳が消耗することで起こること

決断疲れ

なんだかんだと1日に3万5千回も決断していたら、脳が消耗するのは当たり前ですよね。

だから、午前中から1日の終わりに向かって、衝動的な決断が多くなり、決断の先送りも増えるという研究結果も出てるようです。

もちろん、そこに年齢という負荷がかかるので、私は昼の3時すぎたら思考や決断のパフォーマンスが落ちているのを実感しています。

だから、アウトプットや決断する仕事は午前中が良いというのはそういう理由なんですよね。

決断疲れを回避する習慣

グレーのTシャツ。黒いパーカー。この服装は、Facebook創設者のマーク・ザッカーバーグ氏のトレードマークです。Apple創業者のスティーブ・ジョブズ氏も、製品発表のときにはいつもお決まりの服を着ていました。元アメリカ大統領のバラク・オバマ氏は、グレーか青のスーツしか着なかったそう。

なぜ、彼らは同じ服装を貫いているのでしょうか? 決断すること1つでも減らすことによって、仕事で高いパフォーマンスを発揮するためだそうです。

そこまでする?って思ったんですが、これなかなか侮れない。

先ほどもお伝えしたように、私は3時以降になるとどんどんパフォーマンスが落ちてるのがわかります。

また、肉体的に過酷だったわけではないのにどっと疲れたという日なんかは、重要な決断が多かった日でもあります。

ワンオペワーママの決断疲れは倍以上

自身の事、仕事の事、家計の事、そこに子供の人数分の対応。

多分、ワンオペワーママは35,000回の決断では収まらない。

倍以上の決断をしてるはずです。

朝何を食べさせるか、子どもが着ていく服、幼稚園や保育園の荷物の準備から、学校に行く時に水筒を持たせたか、熱中症対策のタブレットやマスクの換え、連絡事項はないか、何時に帰ってくるか、おやつはどうするか、エンドレスです。

家事1つとっても、ゴミの収集、ゴミの分別、ゴミの日の把握、ゴミ袋の在庫管理。

ゴミを出す場所まで持って行くことだけで「俺も家事やってる!」と偉そうにしている人いませんか?

うちにも確か昔そういう人が家族にいたような気がします。(笑)

さいごに

自分の事だけに限らずワンオペ育児の方は決断することも多い、そこに年齢の負荷が加わるとパフォーマンスの質が下がるのは当然なんですよね。

今回はは決断疲れについて記録しています。

この決断疲れの対策については、こちらの音声配信よりお楽しみください。