本来であれば2020年8月中旬には留学先のカナダのハリファックスに到着し、親子共に9月からカナダの学校に通う予定でした。
しかし、新型コロナウィルスで入国や渡航に制限があり、私たちの予定も変更せざる負えなくなりました。
2020年3月19日までに就学や就労Visaを取得されている人は、すでに現地入りを許可されてますが、それ以降のVisa申請者については未だ許可が下りず、私の申請した学生Visaの返事もまだきていません。
現地の留学エイジェントと連絡を取り合い情報収集していますが、現段階では見通しが全く立たない状況です。
カナダ政府は一般の渡航を7月末まで禁止としていて、アメリカとの国境も8月20日まで緩めることはないと発表しています。
うちの場合、状況の改善を楽観的に待つ訳にもいかない理由の1つが高校1年生の娘の進路です。
もくじ
15歳(高校1年生)娘の進路は一体どうなる?
娘は15歳で日本の高校1年生にあたります。
6月にハンガリーのインターナショナルの学期末を終え帰国しているため、現在日本では就学していません。
9月からカナダの公立高校に編入する予定でしたが、このまま入国が確定しないのであればカナダ行きを断念し、日本の高校へ編入することも考える必要があります。
日本で就学する場合の選択肢として、公立高校、私立高校、インターナショナルスクールがあります。
まず、経済的理由からインターナショナルスクールは没(笑)。
次に娘の経歴で、公立高校と私立高校に編入できるかを調べてみました。
帰国子女が日本の公立高校に編入するための条件
小中学校は市町村の教育委員会が管轄ですが、高校は都道府県の教育委員会が管轄になります。
私たちは大阪在住なので、大阪府の教育委員会に連絡しました。
結論からすると、娘の経歴では公立高校へ編入するのは無理。
理由は、ハンガリー現地の日本人学校を3年生の9月で退学しているので、中学卒業にはなりません(小卒です)。
もし、インターナショナルで日本の中学3年の学業の内容と同じレベルを卒業したという証明を得れるのであれば、可能だということでした。
ここで私が疑問に思ったのは、「日本の中学3年生の学年と同じ学業のレベル」です。
そもそも、日本の学校とインターナショナルスクールの勉強の内容は全く違います。当たり前ですが「国語」という教科もありません。
学業レベルは各国違うので、相当のレベルとは一体???と疑問が残ります。
どうしても公立高校へ入学したいのであれば、毎年10月に資格試験が予定されている文科省の「中学校卒業程度認定試験」を受け、合格すれば高校入試の資格を与えられるのでそれを得て、1年留年した形で来年の高校入試にトライするという方法があります。
学年にこだわるのであれば私立高校以外の選択肢はない
私立高校への編入が可能な経歴かどうかは、各高校によって条件が違います。
その学校の条件を満たしていれば、編入が可能です。
娘の経歴で高校生として編入する場合は、私立高校しか選択肢はありません。
編入試験を受けるための条件や偏差値などは学校によってまちまちなので、次はどうやって学校選びをしたらよいのかという問題になります。
私だけでは情報量も乏しいですしリサーチするにも時間が限られてきます。
そこで以前、友人から教えてもらった「帰国子女枠の入試を合格させる先生方」がいらっしゃるそうで、今回のカナダ行きが完全に無理だと判断した時には、このプロの方に連絡してみようと思っています。
ちなみにカウンセリングは60分=15,000円とかなりのお値段ですが、プロしか持ってない情報に知識と教養もプラスされるので価値はあるでしょう。
高校卒業に必要な在籍期間を満たさないと、高校3年生の3月に卒業できなくなる可能性が出てくるので、在籍の”空白期間”を1ヶ月以内にする必要があります。
対処法は学校によって異なるので各学校と相談しながら進める必要があります。
さいごに
あと2週間ほど状況を見て、カナダ入国の可能性が低く、Visaの許可が難しそうだと判断した場合は、日本の高校の編入に向けて超特急で進める予定で情報収集しています。
Visaは連絡が来るまで待つ以外に方法がないので歯痒いですが、世界の新型コロナ情勢はまだまだ慌ただしく落ち着く兆しがないので、どちらに転んでも良いように平行して進めないといけません。
どうか、すべてが最善の方向に進みますように(祈)