引っ越し先の市町村が決まったら、次は具体的な物件探しです。
私は今回の引っ越しで16回目になりますが、毎回状況や価値観が変わってるので楽しみながら物件を探しています。
物件探しで注意することなどは、ネット検索するとたくさん出てくるので読み漁るのも好きです。
不動産屋さんに「住みたい場所や条件」などを伝えると、見合った物件を紹介してくれますが、今はネットで物件を探すことができるので、事前にネットで目星をつけておくとよいでしょう。
私が物件探しで注意していることや、費用の算出方法などを記録しておきます。
もくじ
立地を見極めるポイント
ハザードマップを活用する
自然災害の多い日本での物件探しは、ハザードマップを活用します。
洪水などで浸水しやすかったり、土砂の危険性も知ることができるからです。
物件を探していると大体の相場もわかってくるので、「あれ?安い」と思うような物件も見つけることができます。
そういう時は念のためハザードマップを確認すると、危険度が高い地域だったりします。
また、ハザードマップ上で注意する土地であっても、建物の建て方(基礎工事)によって耐久性が変わります。
逆を返せば、安全だと示されてる場所であっても建て方が良くなければ危険だということも考えられますが、賃貸ではそこまで調べるのは難しいかもしれません。
念のため、不動産屋さんに確認してみてもよいでしょうね。
近隣のようすは歩いて確かめる
近隣の様子や駅から目的地までの距離は、実際に足を運ぶことが重要です。
最近はグーグルマップで駅までの距離や時間がすぐに調べることができますが、実際に歩いてみると山坂が多く、表示されている時間内では辿り着かなかない事もあります。
また、子供の通学路を歩くと小さいながらも川があったり大きな溝があったりと注意する場所が見つかる場合もあるでしょう。
近隣のようすを知っていれば、注意したり改善する方法なども事前に考えておくことができますし、物件を比較するポイントにもなります。
物件を選ぶポイント
物件選びで保証金や家賃も重要ですが、予算と物件の内容のすり合わせが一番難しいところです。
予算内で条件の合う物件を探すためには、優先度を明確にしてポイントを絞っていくのも大切だと思います。
物件を選ぶ時に費用以外で、私が重要視していることをピックアップしました。
広さよりも間取り
物件の広さよりも間取りを重要視するのは、毎月の光熱費を抑えて必要最低限の物で生活したいからです。
うちの家族構成からすると、16才の長女には1部屋必要ですが、7才の長男にはもう少し我慢してもらって、最低でも2DK、できれば2LDKで考えています。
そうなると、Aの間取りであれば長女の部屋を確保できますし、かろうじてエアコン1台で過ごせます。
Bの間取りだと、すべての部屋が独立しているため各部屋にエアコンが必要になってきます。
北向き以外の方角は条件による
独身時代の経験から、ベランダが完全に北向きの家は避けています。
なぜなら、太陽の光があたらないので冬は洗濯物が全く乾かず、昼間でも電気をつけないと暗い。
冬は1日中暖房が必要なくらい寒いので、光熱費が高くつきました。
南にリビングがある間取りがベストですが、古い物件の最上階になると屋根がコンクリートで真夏に直射日光が当たるとかなり暑く、夜になってもなかなか冷めないのでこれもまた光熱費の問題が出てきます。
東や西向きでもどれだけ南寄りかによっても日当たりが違いますし、前に建物があるか無いかによっても日当たりや風通しが変わるので、実際の物件見学がおすすめです。
窓の位置と風通し
部屋がベストな方角であっても、1つの方角にしか窓が無い場合は風通しがよくありません。
空気の流れが滞ってしまうと湿気も溜まりやすくなりますし、気分的にもよくないので物件探しの時は全ての部屋の窓を開けて風通しを確かめてみます。
また、無駄に窓の数もありすぎるとカーテンが多く必要だったり、掃除する箇所も多くなるので気をつけるポイントです。
階数は生活スタイルで
子供が小さいうちは、下の階への騒音が気になるので1階を選びたいですが、私は日中に窓を開けておきたいので、十分な防犯対策が無い限り1階は避けるようにしています。
最上階の場合、屋根の構造によっては直射日光で夏の光熱費が酷く高くなるということもあるので気を付けています。
楽器などを練習される家庭では最上階の部屋を選択することも多いそうです。
理由はこちらの配信で↓
滅多にないと願いたいことですが、地震でエレベーターが止まってしまうことがあります。
再開までに時間がかかる場合は非常階段での上り下りが必要です。
私は12階に住んでいた時に地震でエレベーターが止まってしまい、買い出しの荷物を階段を使って何往復もしました。
過ぎればどうってことはないのですが、念のため記録します。
お風呂の追い炊き機能
家族が多い場合は追い炊き機能があった方が便利ですが、うちは3人家族なので続けて入ることを意識すれば問題なさそうです。
ネット環境が重要
パソコンやスマホなどの使用目的と頻度にもよりますが、古い物件でない限りひと昔前のようにネット回線の工事が必要な物件は減っています。
しかし、回線はあるけど電波が悪かったり遅かったりする場合もあるのでネット環境の確認は必須です。
コロナの影響で在宅勤務も増え、以前よりもネット環境を重要視する方も多いでしょう。
今使っているルーターだけではスピードが遅かったり、部屋を移動するとネットが切れてしまってイラっとした経験がある方は無線LANがおすすめです。
掃除の手間を考える
「開け閉め」に取っ手をグルグルと回すタイプ(※左下の画像)の窓は、掃除が大変だと言うのは想像できると思います。
キッチンやお風呂など水回りなども毎日使うところは汚れるので、掃除も頻繁になります。
スムーズに掃除できるかどうかもチェック項目です。
ご近所さん
目当ての物件の上下左右にどんな人が住んでいるかは気になるところです。
子供の自転車やおもちゃなどが玄関に置いていることでファミリーだと分かりますし、干してる洗濯物で大体の住居人数も分かります。
わたしは不動産屋さんを通して過去にトラブルが無かったか大家さんに聞ききました。
実際にあったトラブルを隠さずに教えてくださると逆に信頼度がアップするのは人間の心理ですね。
また、分譲のように大きな買い物は失敗の代償も大きいです。
資金に余裕があれば、住宅の周辺を調査してくれる会社などを利用することも視野に入れておくとよいでしょう。
その他
中古の分譲や賃貸物件の設備は前の住人によって異なる場合があります。
コンロ、エアコン、電気、カーテン、洗濯竿などが最初から付いてるときがあるので、それによっては初期費用も変わってくるので確認ポイントです。
支払いシミュレーションは必須
物件選びに重要度の高い費用は家賃だけではありません。
敷金、礼金、保険、不動産手数料、保証会社の手数料に更新費など、事前に算出しておくことで比較しやすくなります。
以下の表は支払いのシミュレーション表で、AはBよりも家賃が安いですが、敷金/礼金で初回に20万円必要です。
1年住んだ場合は家賃の高いBの方が安く住めますが、3年以上住んだ場合はBの方が高くなります。
<参考例>
物件を探すときは家賃と共益費だけで判断しがちですが、敷金/礼金もさることながら何年住む予定なのかで金額が変わってきます。
また、この表にはありませんが不動産屋さんの手数料や保証会社の手数料も初期費用として必要です。
保険料と保証会社の手数料は更新のたびに必要となるので忘れないようにしましょう。
その他費用
申し込み時に不動産屋さんによっては、害虫駆除やライフサポートと称するサービスなどを勧められます。
わたしはお断りしていますが、このあたりは事前にネット等で調べてから判断することをおすすめします。
誠実な不動産屋さんを
不動産やさんの担当者が誠実かどうかを見極めるのは至難の業なので、相性が合うかどうかを目安にするとよいかもしれません。
もしくは、友人や知り合いなど信用できる人に紹介してもらうと安心感も増します。
経験値が高い担当者であれば提案方法や進め方も豊富で、あとあと契約時に至るまでがスムーズに進むのは言うまでもありませんが、こればかりは物件と同じで担当者もご縁ですね。
また、不動産屋さんと家主さんとの関係性も物件に関係する場合もあるので、最初の段階で1社に絞らず、何社かの不動産屋さんと繋がっておくことも大切だと思います。
さいごに
物件探しには根気が必要です。
思うような物件が見つからなかったり、申し込み段階で審査が通らずに振り出しに戻ることもあります。
私も悩んでいるうちに他で決まってしまったということもありました。
疲労困憊で判断が鈍ってしまいがちなので、時間と気持ちに余裕を持って探したいものです。
せっかく気に入ってたのに契約に至らなかった事も多々ありましたが、そんな時はご縁がなかったんだと潔く諦めて前進します。
ご縁のある物件に出会えると信じて♪