賃貸住宅とは違う公営団地の物件選びポイント

あ~、もう今回はカナダに行ける気がしないなぁ。

一応、日本に留まることを想定しながら日々生活していたので、7割ぐらいは諦めついてます。(まだ3割も期待してるw)

私たちは現在、大阪の実家に居候していますが日本に留まることを想定して、住居確保のために公営団地(府営住宅)の申し込みをしました。

理由は単純に、家賃が安いからです。

私たちは経済的に余裕がないので、毎月の固定費を抑えることはとても重要です。

◆8万円の家賃は年間96万円(8x12=96)
◆5万円の家賃は年間60万円(5x12=60)
◆2万円の家賃は年間24万円(2x12=24)

家賃が8万円と2万円では、年間72万円も違ってくるのは簡単にわかります。

そして、公営団地は年間24万円の家賃で住むことが可能なのです。

でも、公営団地は誰でも住めるという訳ではなく、入居者の条件に規定があります。

今回はその条件をクリアできたので応募しました。

公営団地の入居には収入条件があります

公営団地は低所得者向けの住宅で、収入の少ない人でも払えるように低めの金額に家賃設定されています。

主要な条件は以下のとおりです。

  • 一定基準以下の収入であること。
  • 一部の単身者向け住宅以外は、基本的に家族で住むこと。
  • 住居に困っていること。
  • 入居に保証人が必要など。

公営団地の入居条件や家賃については、国土交通省住宅局の『公営住宅制度の概要について』に詳しく書かれています。

家賃には計算方法があり、収入やその他の条件(住宅の立地や年数)によって家賃額が異なるようです。

➤公営住宅制度の概要について

注意
入居者の資格として、公営団地を申し込む都道府県に現在住んでいるか、もしくは勤務先が申し込む都道府県にあるかが条件となります。

しかし、都道府県によっては一定の要件のもと入居できる住宅を募集しているようです。自治体によって条件が違うので、諦めずに住みたい都道府県の公営団地を調べてみましょう。

ちなみに、UR賃貸住宅、公社住宅などの中堅所得者向けの物件もあります。

家賃の支払い能力を担保として一定基準以上の収入があることが必要とされていますが、比較的安めの物件もあるので条件が合えば検討の余地ありです。

  • 一定基準以上の収入と貯蓄があること。
  • 決められた入居開始日から1カ月以内に入居ができること。
  • 入居に保証人は不要です。
  • 礼金・更新料・仲介手数料が不要です。

➤UR賃貸申し込み資格

公営団地と賃貸住宅は物件選びのポイント少し違う

募集している物件の中から条件の合う部屋を探し、申し込むという流れになりますが、私はそこにかなりの時間と労力を費やしました。

もちろん、公営団地に限らず賃貸であっても分譲であっても物件を探すのは根気が必要です。

過去に15回の引っ越しを経験し、分譲で1戸建てとマンションを1度ずつ購入した経験があるので失敗もたくさんしました。

その反省を踏まえ、今まで物件選びをしてきましたが、公営団地の申し込みは初めてで、物件選びも一般的な賃貸住宅と少し違います

通常の物件選びと違うと感じた箇所をピックアップしてみました。

気にしなくてもよいところ
  • 金額の差がないので、家賃はあまり気する必要はない。
  • 物件のほとんどが南向きか東向きで、北や西はめったにない。
  • 住居人数によって申し込める㎡数が決まってるので選択肢が少ない。
  • 間取りも同じようなものが多く選択肢が少ない。
注意が必要なところ
  • 駅から遠い物件が多く、さらにバスを利用することがある。
  • 山坂の多い立地にあることが多いので、徒歩〇分の表示と実際歩くと違うことがある。
  • 築年数に大きく差がある。
  • エレベーターの無い5階建てがある。
  • お風呂が無い物件が多い。

申し込みの期間が決まっています。

公営団地の申し込みは期間が決まっています。

各都道府県によって異なるので、目的の都道府県の公営住宅をネット検索するか、役所に電話で問い合わせしてみるとよいでしょう。

検索ワードは公営住宅の前に都道府県を入れて(例:「〇〇県  公営住宅」)検索すれば、上位に表示されると思います。

ちなみに、大阪府では2か月に1回(年間6回)。

隣の兵庫県は2019年実績で、1か月1回(年間12回)申し込みが出来ました。

物件が決まったら申し込みです

私は大阪在住ですので、府営住宅のサイトから申し込み手続きを行いました。

物件の場所や条件、申し込み方法など詳細が表記されています。

➤府営住宅募集のご案内

とても簡単にネットから申し込みできました

申し込み段階では、収入などの細かい条件の入力は不要。

現住所や連絡先、家族構成などを入力し送信するだけでOKです。

ネットから申し込みすると、申し込み区分や問い合わせ番号などの記載がある返信メールが届いたので、これで無事に申し込み完了!

申し込みをしても住めるとは限りません

物件によっては1件の募集に対して多数の応募があり、抽選会で当選してはじめて住む権利を得ることができます。

私は府営住宅の第3回(抽選日:9月8日)の申し込みをしました。

応募した住宅は人気の地域なので、応募者数が多くなると予想されますから当選の確立はかなり低いはず。あとは天に任せます。

公営住宅抽選

公営住宅とUR賃貸はどこが運営してるの?

公営住宅には、市営・県営(都営・府営・道営)・雇用促進・住宅供給公社・都市公団・都市整備基盤公団等があり、各都道府県・市区町村等の地方自治体の運営です。

UR都市機構(都市再生機構)は国土交通省所管の独立行政法人が運営しています。

さいごに

今回、カナダの留学が中止になった時のために公営団地の応募をしておきました。

カナダに行けなくなったら方向性やブログの内容も変えないといけないので、なんだかとっても切ない気持ちです。

応募した公営団地が当たってほしい気持ちと、その前にカナダのビザが下りてほしい気持ちと、とっても複雑な心情です。

そろそろ決断しなければいけませんが、まずは公営団地の結果を待ちます。

公営団地の抽選結果は落選。どうしても住みたい時の方法。