学資保険を見直してみようと思った内容について記録しておきます。
イケダヤハトさんの新刊「中学生から知っておきたい!悪い人にお金をだまし取られない全知識」を読んだことで、子供の学資保険を見直してみようと思ったのです。
第二章の一節に、子どものための「学資保険」それも損..。という目を引くタイトルがありました。
ほとんどの保護者は子どもや孫のために、学資保険に加入すると思います。
事前に保険内容の説明を聞いて、掛け金より少しでも多く満期保険金があることに納得し、貯蓄のつもりではじめられる方も多いのではないでしょうか。
それでも、損をしているという内容がこの書籍に書かれているのです。
もくじ
学資保険の掛け金と満期保険金額
息子の学資保険を見直すために、掛け金や満期額などを計算してみました。
うちの場合は保険をかける期間は10年で、その後6年間据え置きで18才になって満期保険金が戻ってくるタイプです。
簡単に算出できますので、ご自身にあてはめて計算してみてください。
▼掛けるお金
掛け金=16,000円/1か月
掛ける期間=10年
掛け金合計=1,920,000円
▼戻ってくるお金
満期保険金=1,500,000円
学資祝金額(小、中、高)=450,000円
戻ってくる合計額=1,950,000円
掛けた金額に対して戻ってくる金額を計算すると、30,000円がプラスになります。
これだけ見てると銀行に貯金しているよりはマシか、となりますね。
解約するデメリット3つ
この保険の契約内容で解約した場合のデメリットを考えてました。
- 1日につき2,250円の入院保証の担保
- 契約者が死亡した時の掛け金の免除。
- 掛けた金額に対して-110,000円の解約返戻金
入院保障に関しては、ひとり親医療制度である程度カバーできるので問題視していません。
逆にひとり親なので、自分に万が一があった時のことを考えると「掛け金の免除」は思案のポイントになります。
また、110,000円のマイナスを出しても解約するかのかも、重要な判断基準になります。
それでも解約するメリットは?
それでも解約するメリットがあるのでしょうか。
仮に解約返戻金が500,000円あった場合で考えました。
500,000円で年利3%の資産運用した場合=1年で15,000円の利益がでます。
満期予定だった18才までだと今から12年あるので、単純に12年運用した場合180,000円の利益がでるので、解約で損した110,000円以上の収益になります。
もちろん解約返戻金だけではく、今後18才まで学資保険にあてるお金を元金に追加していけば増えた分だけ金利も増えます。
年利3%を目指して資産運用するためにやること
年利3%の資産運用の方法はどのようなものがあるでしょうか。
進学のための保険ですから、できるだけリスクは避けたいので資産運用の王道的な方法を選択したいですよね。
そこで、日本政府が公式に用意している投資の仕組み「NISA」は、金融庁の管理のもと、悪質な投資商品は最初から排除されているので初心者でも安心です。
私は現在の学資保険を解約し、解約返戻金はジュニアNISAで運用することに決めました。
ジュニアNISAについて
利用できる人
日本に住んでいる0歳から19歳の人が対象ですが、2022年4月から成人年齢が18歳になるので、それ以降は17歳までが対象になります。
期間
2016年から2023年までの投資が対象。
非課税対象
株や投資信託の配当金や売却時の利益にかかる税金(20.315%)が非課税です。
SBI証券で口座の開設
早速、私はSBI証券で口座開設の手続きをしています。
ジュニアNISAは銀行などの金融機関でも取り扱っていますが、手数料が高く営業に都合のよい商品しか用意されていません。
金融機関は銀行であっても営業は利益を追求します。
もちろん人件費もかかりますので、高くなって当然ですよね。
私は自分で勉強して投資したいので、手数料が安くネットで簡単に取引ができるSBI証券で口座開設しました。
②外国株の取り引きができる
③ネットで簡単に取引ができる
さいごに
お金を増やす、もしくは損しないためには勉強を続けなければいけません。
楽にお金を増やそうとすると、詐欺に騙される確率が高くなります。
「詐欺にはひっかかりたくないけど勉強するのが面倒、だったら多少損しても現状維持がよい」という人が大半でしょう。
よい例として、格安SIMなら月額2,980円のスマホ代も、面倒だから調べずにドコモなどの大手キャリアで月10,000円の契約をしたまま、年間84,000円も損している人がたくさんいます。
しかも、楽天モバイルなら1年間無料なので、年間12万円を垂れ流す必要もありません。
楽天モバイルを契約するメリットと注意点のまとめ冒頭で紹介したイケハヤさんの書籍では、「格安SIMを使っていない人たちは、割高な携帯電話料金を払いつづけている情報弱者です。」と書かれていました。
わたしはそんな過去の自分から脱却し、学び続ける生き方を選びたいと思います。