新型コロナ水際対策?空港のPCR検査の流れと所要時間

新型コロナの水際対策として、空港では国際便の到着後はPCR検査を受ける必要があります。その際、質問票なる用紙に必要事項を記入し、係り員から質問を受けてからPCR検査をするという流れです。空港に到着してからPCR検査を受けるまでの流れや所要時間、疑問に思ったことなどについて記録しておきます。

まず、空港に到着した機内の中では飛行機を降りる人の順番を伝えられました。

①航空会社のクルーの人
②小学生以下の子供のいる家族
③PCR検査の後、帰宅する交通手段の手配が出来てる人。
④PCR検査の後、帰宅する交通手段の手配が出来ない人。

私たちは②に該当するので、②の所要時間の参考になるかと思います。

PCR検査は機内から準備するとスムーズ

PCR検査に際し、既に機内で質問票が配られるので事前に記入して準備しておくとよいでしょう。必要事項を記入した用紙を持って飛行機から降り、誘導されて指定の場所に行きました。受付の係員に記入した用紙を渡し、記入内容に従って問診があります。

コロナ質問票

用紙に記入している内容の再度確認をするような感じで係の人に質問を受けます。水際対策ということで私自身の感覚としては「どこへ」「どのように」帰宅するのかが質問の重要ポイントだと思っていたのですが、そこはあっさりとした受け答えだけで、正直なところ疑問と不安を感じました。私はすでに予約しているレンタカーで実家に帰宅することを伝え、次の工程に進みます。

用紙にも帰宅経路の詳細を記入する欄もありませんが、予約が事実であるかどうかを確認される訳でもなく、レンタカー会社や所在地すら聞かれずに質問は終わりです。こんなゆる~い感じでいいの?と、モヤモヤした気持ちのまま順番を待ちます。この時点で、飛行機から降りて20分が経過していました。

PCR検査の所要時間は?

質問が終わり、誘導された場所で順番を待ちます。ソーシャルディスタンスを保つ距離で椅子が置かれているので、そこに座わり前の人が移動すると詰めていくというスタイルです。

待機場所

ここで20分ぐらい待ったあと、名前を呼ばれ検査室に入ります。検査はインフルエンザなどの検査と同じように鼻からの検体採取で、細い綿棒で鼻やのどの奥をぬぐうといった方法です。

検査自体は5分~10分(3人分)ぐらいで終わりです。検査室の外で再度名前の確認がありアルコールで手を消毒してマスクの着用を促されます。そこで赤い画用紙を家族の人数分渡されました

入国審査窓口でパスポートと貰った赤紙を見せて(そういえば、見せろという指示はなかった)審査を受けますが「赤紙必要あるの???」と疑問に思いながら近くのごみ箱に捨てました。PCR検査は必須ですし、検査をスルーして入国審査窓口に行けるような経路にはなってないので、未だ赤紙の必要性に「???」状態です。

PCR検査の結果でるまで帰宅できない?

空港でのPCR検査の結果は数時間~数日かかるそうです。最近はそれほど混雑もしてないので数時間で検査の結果が出るようですが、当日の到着便数により混雑状況も変わってくるので到着してみないと分からないのが現状です。

検査の結果が出てから帰宅するのか、もしくは結果を待たずに帰宅することもできます。公共交通機関を使用せずに帰宅する方法(家族や会社の迎えがあるか、レンタカーを使用する)が可能であれば、検査結果を待たずに帰宅できます。

新型コロナウイルス水際対策?空港レンタカー編

私は検査結果を待たずにレンタカーを使用して帰宅したのですが、翌日の夕方ぐらいに電話があり「陰性」だと知らされました。

検査結果を待つ方を選択した場合、何時間後に結果がでるのかは当日の込み具合によって変わってきますが大体4時間~6時間のようです。それまでは空港内の指定された場所で待機する必要がありますが、もし当日中に検査結果が出ない場合は、行政が指定する宿泊先に案内されるので、そこで翌日以降の検査結果を待つそうです。(ネットサイトや行政に問い合わせた情報です。)

さいごに

飛行機から降りて、係り員の質問が終了するまでが20分。検査室に入るまでが30分。検査(3人分)を終えて入国審査を終えるまで20分。そこから預け荷物を受け取り、税関で関税の申請をして到着ゲートの外に出るまでが20分。所要時間は合計約1時間半でした。

この期間に帰国する多くの人が疑問を抱いてると思いますが、

検査結果を待たずして帰宅できるのに、それが感染を防ぐための水際対策になっているのでしょうか?

新型コロナウイルスの取り組みは世界的な問題で、自国にとっても初めてのことばかりでしょう。政府が走りながらの対応になるのも仕方がないですが、私が帰国したのは6月末。世界でロックダウンになってから十分な日が経ってますし、第二波の対策が話題になってる国も出てきています。未だ、???が残りますが、次回は空港近くのレンタカーを予約した流れと14日の外出規制を記録したいと思います。

注意
今回記録したのは、あくまでも私個人が選択した方法や経験上での記録内容となっていることと、6月末時点での関西空港での状況です。選択や時期が違えば対応なども変わると思います。実際に行動する場合は事前に確認することをおすすめします。