春になんとなく不調が続く原因と対処法

4月に入って新しい環境がスタートしてから2~3週間が経ちます。

この間に自信の方向性や日々の生活に迷いが出てきた方が、私の周りでもたくさんいらっしゃいました。

慣れない環境での生活ですからストレスも多くなりますし、生活のリズムが整うまで時間も必要です。

ただ、メンタル的にもつらそうな人があまりにも多く重なったので、何か共通する原因があるのではないかと思って調べてみました。

季節の変わり目がからだに影響することと、その対処法をご紹介します。

春に不調になる原因は気候?

4月になり職場や生活環境が慣れないことも不調の原因の1つですが、そこに追加で気候の変動も体に大きな影響を与えます。

大きく分けて3つお伝えするので、自身の状況と照らし合わせながら聴いてみてください。

寒暖の差で自律神経が乱れる

季節の変わり目は寒暖の差が激しいので、自律神経が乱れます。

自立神経は体の活動時に優位になる「交感神経」と、安静時に優位になる「副交感神経」があり、からだの体温調節を行っているのが自律神経です。

寒暖の差が激しいと体温調整がうまくいかず、エネルギーの消耗に繋がるため、疲れやストレスを感じやすくなります。

気圧の変化で頭痛や倦怠感がでる

春は気圧変動の激しい日が多くなります。

低気圧になると酸素濃度が低くなりうまく酸素を取り込めなくなるため、眠気や頭痛、倦怠感という症状が出やすい時季です。

逆に高気圧は快気圧とも呼ばれ、自律神経を安定させる作用があり自律神経の乱れを回復させる働きもあります。

余談ですが、イスラエルとヨルダンの間にある湖の死海は世界で一番気圧が高いところで、日本の温泉のように保養で訪れる人もいるそうです。

花粉やアレルギーで耳、鼻、目の不調

日本では春先からスギやヒノキ花粉に悩まされる人が増えます。

年間通して黄砂にも悩まされますが、偏西風の影響が強まる2月~5月は特に多く飛散し、同時にアレルギーになってしまう人も年々増えているそうです。

喉、鼻、目などの不調で疲労やストレスがかかり、体調を崩しやすくなります。

からだの不調はメンタルにも影響する

これらの、影響によってからだが不調になると、もちろんメンタルが良い状態なわけがないですよね。

普段から自身の体をしっかり向き合うことで、からだからの影響でメンタルがやられているのか、もしくは精神的なことが要因なのかの原因を見分けられます。

しかし、毎日忙しく時間に追われてた生活をしていると、どうしても体の不調を気づきにくいです。

最近、実感していることがあります。

年齢を重ねると体が衰えてる分、不調に気づきやすくなり早めに対応できるので、そう考えると一長一短というか悪いことばかりでもないなぁと思います。

不調

続く不調の対処法

睡眠の環境を整える

睡眠は長さではなく質です。よい睡眠がとれる寝具や環境、眠りにつく時間や眠る前の準備も大切です。

また、スマホのブルーラインとは寝つきを悪くします。

ほとんどのスマホは就寝時のために設定できる機能が搭載されているので、それらの設定を上手く使うか、眠る前は極力スマホを触るのをやめて、できるだけ体から遠ざけるのがおすすめです。

ゆっくりとした動きの運動

軽い運動を長めにゆっくりとおこなうことで、自身の体のどの部分に違和感を感じるのか、自分の体としっかり向き合うことができます。

症状として出ている箇所ではなく、それに至る違う箇所の影響での不調かもしれません。

ストレッチやヨガなどは自分と向き合えるゆったりとした運動ですのでおすすめです。

食事は咀嚼に注意する

体によいとされる食材を食べることもさることながら、よく咀嚼することも同じぐらい大切です。

よく咀嚼することで唾液が沢山でます。

唾液は口の中を潤すだけではなく消化を促すので、胃の負担を最小限にすると同時に、よく噛むことは脳を刺激し血行がよくなり、栄養と酸素が十分にいきわたることで脳の機能が活発になります。

お風呂

日本ではお風呂に入る習慣があります。

私はハンガリーで生活している時に「お風呂の習慣がある日本人でよかった」と思いました。

体調がすぐれない時、寒さで芯から冷えきった時、疲れが取れない時は必ずバスタブにお湯を張って疲れを癒すのです。

お風呂は体を温め血行を良くし、副交感神経を高めてくれるので睡眠の質を高めます。

事前の知識と早めの対応

症状として出ている箇所だけにフォーカスしてしまうと、症状を作っている原因が見えなくなってしまいます。

症状を作っている原因を追究する上では、視野を広げてみる事も大切です。

病院で診察を受けることは最優先ですが、自分自身をしっかり観察することもそれと同じくらい重要なことだと思います。

不調がおこる原因や対策の知識を持ち合わせることで、症状が出る前に対応できますし、それこそ予防に繋がります。

さいごに

メンタルの不調が体からの影響なのか、精神的なことが要因なのか、普段から自分の体と向き合っていれば原因を見分けられるとお伝えしましたが、そこでも瞑想が役に立ちます。

瞑想はマインドフルネスになって自身と向き合うことができるので、自分のからだやこころの状態をしっかり観察することができます。

「不安を感じやすい人ほど効果が上がる10分瞑想」もあわせて聴いてみてください。